カウンティングはどう有効なのか②
10のカードがどれだけ出たかを数える
カウンティングのテクニックの位置付けを他のゲームにたとえるとこういうことになる。
ルーレットで赤が10回出たら、次はどこに賭けるだろうか?ほとんどの人は黒に賭けるだろう。
ブラックジャックのデッキの中に10と数えるカードは約30%。10枚配られれば3枚は10であるということになる。カウンティングではどれだけ10が配られたかを数える。
20枚連続で10が出なければ次に出てくる可能性が高いカードが何か、わかるはずだ。10が出ない回数が多ければ多いほど強いカードが出てくる可能性は高くなる。
カウンティングはあくまで10が出てくるタイミングを予測するためのテクニックである。10が出やすい環境であれば、賭け金だけではなく、ディーラーの手を見て勝負結果の予測をすることができるし、自分がヒットするかスタンドするかの基準にもなる。
カウンティングのこの考え方を利用して、単純なテクニックとして使うことも可能である。つまり、いままで述べてきたことをそのまま実践すればいいのだ。
10がどれだけ配られたかだけを数えるのだ。連続で出ない回数を数えると言った方が正確だろうか。例え連続でなくても、全体的に少ないか多いかだけでも有効である。
10がたくさん出たから、次は賭ける額を少なくする、10が少ないから大きく賭けてみようといった具合に賭け額を調整する。
これにベッティングシステムを合わせるのも忘れてはならない。
注意したいのはその性質上、確実ではないということを理解し負ければならない。どのテクニックも同様であるが、予想外の動きをするものである。
特にカードを使うゲームはプレーヤーが複数いるため、たとえ10が出てきたとしても自分に配られなければ意味がないのである。必ずベッティングシステムと組み合わせ、負けてもいい環境でなければその効果は発揮されない。数回負けても1回勝てればいい、数回勝てればいいというようなテクニックを使わなければいけない。このタイミングで、必ず勝てるというゲームは存在しないのである。