ブラックジャックに限らずベースとなるテクニックは賭け方、ベッティングシステムである。

このテクニックを使わないということは勘で当たるタイミングを予測し、賭けるということになる。もしくは同一金額を賭け続けるか。

先に言うと、勘は外れる。これは、どんな経験をしてようとも、どれだけ長い年月プレーしてようとも必ず外れると思っていいだろう。ギャンブルである以上カードもルーレットのホイールも私たちの思い通りには動いてくれない。次はこう出るだろうなど無意味なのだ。

確かに感覚値は重要だが、ベッティングシステムと組み合わせないと格段にリスクが高くなる。勘だけで賭け続ければ、当たりが続くこともあるかもしれないが外れが続くこともある。そして、勝つためには当たる回数が外れる回数より多くなければならなくなる。勘が当たる回数が多くなるターンを毎回繰り返せるほど勘に自信があるなら止めはしないが、ベッティングシステムを使った方がよっぽど効率的である。

何より重要なのはストレスがない。

ストレスのある賭け方は続かない。負けたときにやけになるかどうかが問題になる。ベッティングシステムを使うということは計画的に賭けることになるが、計画を立てる場合少し経験したことのあるプレーヤーなら負けることも計画に入れる。

しかし、勘だけで賭ける人間は負けを許さないのだ。資金がゼロになればなんのためにテクニックを学んだのかわからなくなる。

同額を賭け続ける場合も勝つことは難しいだろう。確率の記事で説明したが、同額で賭け続けるのは負けるスピードを速める原因にもなる。あくまで数学的な見解だが、確かに安全性もないし、利益も多くはない。カジノ側からも嫌われる賭け方である。これと言ってメリットはない。

必ず自分の目標額と資金に合ったベッティングシステムを見つけ、それに従って賭けること。それを前提として他のテクニックを紹介する。

そもそも、ベッティングシステムを使わない理由はないはずだ。