確率~独立事象とルーレット必勝法
独立事象は説明したとおり1回のゲームが他のゲームの影響を受けない。
しかし、それでは私は勝つことができない。私のテクニックは1ターンの中で望む結果が数回以内のうちに出る前提で賭けをするからだ。これは前のゲームの影響を考慮した賭け方である。
ルーレットのテクニックはその多くが前のゲームの影響を考慮したテクニックになっている。10回以内に1回でも勝てればいい、2連勝すれば利益を得られるなど、1ターンの中で勝負をする。しかし、独立事象である以上流れは存在せず、1回1回が独立事象で、それはお互いに影響しあうことはなく、全ての結果は偶然にすぎない。
ここで注目してほしいのは私たちが賭けているのはその期待値であるという点だ。
実はルーレットの期待値は1回のゲームにおいて、どこにどのように賭けようと一定である。
例えば赤に賭けようが、1つの数字に賭けようが、期待値は約97%。どこにどんな賭け方をしようが同じになる。確率としては100回ゲームをすれば平均して97回勝つことになる。
ルーレットに連続、もしくは連続でなくても回数を重ねて賭けるというのはこの期待値を狙って賭けているということである。
1回1回のゲームにおいては前の影響を受けない。しかし、連続したゲームの中で勝つタイミングを待って、狙う。それが基本的なルーレットのテクニックとなる。私の方法でいけば、ココモ法を7回まで繰り返す。1回1回は独立事象なのでお互いに影響し合わない。つまり、私の「7回以内に出ることが多い」と言うのはあくまで感覚値であり、理論上何の確証もない。独立事象として考えるなら7回と言う数字など何の意味もないのだ。
しかし、7回以内に当たる可能性は高い。なぜなら期待値は97%。この97%に賭けているからである。この期待値なら、7回以内に当たっても全く不思議ではないだろう。
独立事象だからと言って回数や感覚値に意味がないわけではない。経験は重要な情報である。よく、連続して同じところが出るなどの感覚値に「意味はない」「そんなことはあり得ない」などと語るサイトがあるが、決してそんなことはないのだ。
前にも説明したが、ルーレットは勝つことより、負けるタイミングだ。それは他のギャンブルにも言えることで、1回の負けにこだわる人間は上記のようなことを言う。ギャンブルは必ず負ける、問題はいつ負けるか。彼らはそれが最も重要であることを知らないのだ。