確率~確率の信用性②確率論と感覚値
私のテクニックは数学上1時間に1度失敗する。
しかし私は自分のテクニックを披露する中で記載した。
30分に1度失敗する、と。
そして別の記事でこうも書いた。
机の上で出した計算は当てにならない。
どちらが正解なのかは自分の目で確かめてもらうとして、私の経験上数学で出した1時間に1回と言う確率は、間違いである。
実際はもっと頻繁に発生する。
しかし、それではこの確率の記事の中でかいてきたことと矛盾してしまう。大数の法則だ。この厄介な法則が、数字上の確率を不動のものとし、私たちを苦しめている。これがある限り、1時間に1回と言う確率は絶対的なものとなる。それなのに私の経験上30分に1回だという。どちらかが嘘をついているのだろうか。どちらが真実なのだろうか。
実はそこには単純なからくりがある。からくりと言うほどのものですらないかもしれない。
結果から言うとこうだ。私は回数こそこなしてきているものの、それは継続した時間経過の中ではないのである。
オンラインカジノでプレーすること自体、それ相応の体力を使う。ギャンブルと言うと娯楽のイメージが強いだろうが、何事も真剣にやれば集中力を使う。集中力を使うには体力が必要だ。1日にプレーできる時間は私の場合4時間が限界だ。理想としては2時間くらいがちょうどいいだろう。毎日4時間を何年も続けているから、総合のプレー時間は遥かに多いが、1日のプレー時間自体はそれほどではない。
大数の法則は回数をこなせば、数字上の確率により近くなるが、それは時間の経過に左右される。時間に左右されるということは、回数を重ねたかどうかということになる。10000回続けてプレーすれば多少偏りはあるものの計算上の確率により近くなるだろう。しかし、ばらばらに、合計10000回プレーするとなれば条件が変わる。
ここからは運も影響してくるが、数回のゲームの中で見ればゲーム結果には必ず偏りが生じる。これを修正しようとするのが大数の法則なのだ。この修正のタイミングに賭けるかどうか、このタイミングと自分のプレー時間が重なるかどうかが問題となるのだ。
私の感覚値では30分に1回の頻度で発生している負けでも、全体を見れば2時間負けないときもあるし、10分ごとに負けていることもある。これを総合すれば平均1時間に1回の割合で負けていることになる。
しかし、私のプレーするタイミングが30分に1回程度の負けとなるタイミングだったのかもしれない。
少なくとも、この方法では30分に1回の頻度で負ける。しかし、長い目で見れば1時間に1回の頻度となる。からくりとは、平均のことなのだ。