必勝法は存在しない?
カジノにおいて必勝法の発見は困難を極める。どのサイトにもどの本にも「必勝法は存在しない」と言われている。
ついには「必勝法は一つ、プレーしないこと」などと書かれているサイトまで出始める始末だ。
必勝法は存在する。
バーミンガムに住み当時38歳の一般男性はルーレットで勝ち続け出入り禁止となった。イギリスで舞台の演出家をしている男性はその資金をバカラで稼いでいる。ラスベガスには貧困で困っている人を助けるためにカジノで必要な金額を稼いでその場で渡す男性がいる。
都市伝説のような話だがこれはすべて実際に存在する人物たちだ。彼らが使うテクニックは神業のようなものではない。単純で効率的なテクニックだ。
なぜ必勝法がないといわれているのか。それは必勝法はないと言っている人たちと成功している人や私の言っている必勝法は定義が違うからだ。
一般的に言われる必勝法とは、「負けない」テクニックを指す。しかし、私の言う必勝法とはそうではない。負けないテクニック、これは確かに存在しない。カジノは一度の勝ちで儲けるギャンブルではない。より負けにくいテクニックを考え出し、そのテクニックが負けた時点で残高がスタート時点より増えている状態を何度も作り出し、確実に利益をあげていく。ギャンブルよりもビジネスの感覚が強いギャンブルなのだ。
もちろん遊び目的でプレーしている人たちは一攫千金を狙ってスリルを楽しむ。それはそれで有意義なことだし、何より盛り上がる。ここでいう必勝法はあくまでカジノをビジネスにするときの定義だ。
日本のポピュラーなギャンブルは毎回の勝ちを追求するものがほとんどだ。宝くじやパチンコ、競馬に代表されるように、1回1回の勝負そのものだけで勝ちか負けかを判断する。カジノのように継続してプレーするスタイルではないため、日本人は1回1回の勝負に勝てるか勝てないかで、それを必勝法とするのだ。
カジノではこの方法は意味をなさない。なぜなら、たった1回ルーレットを回して勝負するプレーヤーはいないだろうし、数回回したとしても1日で終わるプレーはただの遊びだ。オンラインカジノで儲けようと決めた以上、何日も何日もプレーするはずだ。1回1回の勝負ではなく、勝負全体の勝ち負けが重要になるのだ。
勝負全体で必勝法を考えたときに、必勝法は存在する。これが私たちの考え方である。
「必勝法はプレーしないこと」などと言う言葉は私は嫌いだ。果敢に挑んでこそビジネスなのだから。