必勝法の材料~ルーレット③ゼロの恐怖
赤と黒も奇数と偶数も6回以上は連続した結果が出にくいと説明した。
しかし、例外がある。ルーレットのホイールには「0」がある。緑色で、どのベット範囲にも属さない独立した数字だ。
これが非常に厄介で、ある連続したパターンに0が入るとたちまち回数に狂いが生じる。
偶数、奇数が交互に出ているとする。
通常であればそれが6回続くことはあまりない。
どこかで前と同じ結果が出てくることが多い。
しかしそこに0が入ると、結果6回以内には勝てなくなる。奇数と偶数が連続した結果を6回以上出さない特性は守っていても、0が入ることによってゲーム回数が増えてしまうのだ。
わかりやすく並べると下記のようになる。
奇数 偶数 奇数 偶数 0 奇数 奇数
0がなければ6回以内のゲームに勝てる。しかし、0が入ることによって7回のターンに変わるのだ。
そして、0にも特性がある。ルーレットの根本的な特性にもつながるのだが、それは別の機会に説明するとして、0が出た場合、たいていそこから10回以内にもう一度0が出る。
奇数 偶数 奇数 偶数 0 奇数 0 奇数
このようなパターンも大いにあり得る。これで8回のターンに変わった。
ルーレットの場合50%のベット範囲は主にサブのテクニックで使用される。他のベット方法をメインにし、そこで負けたときにその負けを取り返す方法として用いることが多い。つまり、負けを取り戻すのだから額も大きくなる。6回で取り戻せるテクニックで8回ゲームをするのは死活問題だ。
下記のようなケースはどうだろう。
奇数 偶数 奇数 偶数 0 奇数 偶数 奇数 偶数 奇数 奇数
全部で11回のゲームになっている。これは連続するパターンが6回以上続いているパターンだろうか。そうではない。ちゃんと6回以内に連続する結果から抜け出し、望む結果を出しているのである。
0が出たところから6回以内だ。
すこしずるい言い訳に聞こえるかもしれないが、0が出た時点でターンはクリアされる。
6回以内と言うのは0が出てきた時点で1回目からのスタートの中で通じる特性なのだ。
このパターンは大いにある。0が出てきたら連続する確率は0以前の結果を含めずに考えなければならない。
0が出てきたときはそこで諦めることだ。6回のゲームターンの中で0が出てきたら、たとえ途中でも諦めるべきだ。勝ち目がないわけではないが、もし負けたらその後大きく賭けることになる。そこでさらに負けると悲惨なことになる。資金がなくなるより多少の負けを認めてしまう方がはるかに近道だ。
0が出てきたときはすぐに気持ちを切り替えて、資金を補てんするなど、負けたときの対応に移ろう。