勝つために必要な3つのこと③~テクニック2
もう一つ大切なポイントがある。
それは、テクニックを変えないこと。
私の経験上どうしても負けると大きな額で取り戻したくなる。
それには様々な要素が関係するが、そんな状態になると今までやってきたテクニック自体を変えたくなる。もっと負けにくいものを探そうとする。
負けた瞬間今までの時間が無駄に思え、たとえ残高が増えていたとしても「○時間分を失った!」と考え始め同じ時間かけて取り戻すのがばかばかしくなる。
そして大きな額をかけ始めすべてを失うと、自分の中で、使っていたテクニックに不良品の烙印が押されるのだ。
新しい、より負けにくいテクニックを考え始める。
こういった場合、負けた原因がテクニックにあることはほとんどない。
負けにくいテクニックを考え出すことはいいことだし、場面やゲームによってテクニックは変えるべきだ。それによって負ける回数や、資金を抑えての勝負ができるようになる。もっと効率よく稼げるかもしれない。
しかし、テクニックを変えるのは負けた瞬間ではないことを覚えておいてほしい。
負けた瞬間ではなく、負けたときに残高が元の資金よりも低かった時だ。それが本当の意味での負けであり、ゲームで負けることは損失を意味しているわけではない。
何度も説明したが、どんなテクニックを使おうとも必ず負ける。これは決まっていることだ。決して変えることはできないのだ。
数回負けたからと言って安易に今のテクニックをダメだと決めつけ、乗り換えてはいけない。
より負けにくいテクニックを考え、実践し発見するのは必要だ。
その代償に、すべてを失ってがっかりする必要はないのだ。安定的に収入を得られるかもしれないそのテクニックをまず信じ、大事にすべきなのである。
テクニックを信ずる基準は簡単だ。
数字を見ればいい。
負けたときの残高だ。増えているか減っているか。これは本当に難しい。しかし、ここは冷静に見なければならない。変えるのは簡単だし、考えれば意外と試したいテクニックはたくさん出てくる。しかし、慎重に考えなければならない。
少しでも残高が増えているなら、そのテクニックは今のところ正解なのだから。今は小さな額だとしても、将来的にはベットリミットも上がり大きな額で賭けられる。そうなれば大きな額に変わるかもしれない。
何より、あなたが経験や知識をもとに考え出した、必死に、悔しい思いを何度もして考え出したテクニックを信用しなければならない。