確率~独立事象と従属事象

独立事象について以前説明しているがここでおさらいとその詳しい説明をしたい。

 

全てのギャンブルは、独立事象と従属事象に分けられる。

 

独立事象とは1回1回のゲームがその他のゲーム結果に影響されることなく、常に一定の確率であるゲームのことを言う。ルーレットは前回のゲーム結果が次のゲーム結果に影響しない。これはあくまで確率論の話である。ホイールにある数は常に決まっており、結果によって数字を1つ減らしたり増やしたりはしない。常に0~36の数字の中から結果が選ばれるのだ。コイントスはコインの表裏を当てるゲームだが、常に確率は2分の1となる。最もわかりやすいのはじゃんけんだろう。もちろん心理は影響してくる。前に出したのと同じのを出すとか、この人はこればかり出すとか。ここではそう言った心的影響はないものと考えよう。そうするとじゃんけんの確率は毎回同じになる。前の結果がどうであれ次の勝負には全く関係しない。

 

従属事象はその反対。ゲームの結果が次のゲームに影響する。例えばブラックジャックやバカラなどカードを使うゲームがそうだ。現在トランプ1デッキだけで行われることはほぼないが、それでもカードの枚数には必ず限りがある。6デッキで行われるならAは24枚しか出ない。日本でなじみのある花札や麻雀も従属事象である。

 

実はこの二つ、それぞれ必勝法に通じており、独立事象か従属事象によって必勝法の特性が異なる。必勝法と呼べるものかどうかは別として、テクニックを見つけ出すのに大いに役に立つ。テクニックの特性は後ほど説明しよう。

 

これら二つの事象だが、よく誤解される。

特に独立事象については、俗に言う「流れ」「癖」「偏り」は存在しないといわれる。これは確かに、理論上そう言うことになる。1回のゲームが前のゲームに影響されないのであれば何度やろうが結果は全てただの偶然にすぎない。ルーレットで赤が10回続こうがゼロが5回続けて出ようがこれはすべて偶然だということだ。数学上の独立事象で言えば確かにそうなる。それにこれは1+1=2であるように、既に証明されていることだ。絶対の法則だ。

では私の言うテクニックは成立しないことになる。連続する確率のすきを突いた私のテクニックは、ある程度のゲーム回数のなかでその特徴を掴み賭ける。独立事象であるルーレットにその方法で挑んでも勝ち目はないことになる。

 

さて、このことについて説明しよう。

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