必勝法の材料~ルーレット⑤3倍のベット4
ダズンベットはコラムベットで説明したような回数は当てはまらない。
基本的に偏りがあり、前回と同じ個所にボールが入ることが多い。それにゲーム回数の特性に大きな差はないが、最も大きく致命的な差が存在する。
それは偏りの頻度だ。それはホイールの数字の位置に関係する。
「シフトベット」と呼ばれるテクニックが存在する。ホイールに縦線と横線を入れたイメージで4つに区切り、玉の落ちる位置を予想してベットするテクニックだ。
これは原則前のゲームと同じ範囲すべての数字にベットする。実はルーレットには前と同じエリアに落ちやすいという癖があり、この癖を狙って考えられたテクニックだ。
このテクニック自体実に不安定で、安定して収入を得るには不向きな手法だ。しかし、確かにこの癖は存在する。
ダズンベットとコラムベットのそれぞれのベットに属する数字をホイール上で分けてみると、ダズンベットはある程度固まっていることが分かる。それに対しコラムベットはバランスよく全体に分散している。つまりルーレットの特性上、この数字の並びの偏りがそのまま結果に結びついているのだ。
コラムベットでは20回以上続くことはほとんどない。本当にごくまれだ。
だがダズンベットは頻繁に偏りを起こす。しかも長いと30回以上1カ所が出ないこともある。
3倍のベット範囲で30回以上出ないというのは確率的にも異常値だ。ダズンベットは偏りが大きい分、非常に予測が困難なベット範囲である。
それほど長く賭けないのであれば関係ないと思うかもしれないが、偏りが激しく、頻繁に起こるということはそれだけ負ける回数にも影響する。負ける回数が多いということはテクニックとして不安定だということだ。
ルーレットで3倍のベット範囲を選ぶなら、コラムベットを選ぶ方が確実で作戦が立てやすい。回数と資金のコントロールさえ間違えなければ数十時間以上負けることはない。これだけ負けなければテクニックとしては十分だ。
負けにくい分、負けたときに無謀な賭けをしないことにも注意が必要だ。