ルーレット必勝法~第3段階3
第3段階で注意してほしいのは、テクニックを過信し過ぎてはいけないということ、そして取り戻す金額以上を稼ごうとしてはいけないということだ。
これは非常に重要なことで、1番難しいことだ。
今までたった数枚のチップをコツコツ稼いできたプレーヤーにとって、たった数回で大きく取り戻す第3段階は、別世界と言える。たった数回のゲームでこれだけ稼げるなら、最初から第3段階だけで稼いだ方が早いのではないだろうかという心理が働く。
確かにその方法もいい。たった数回で一気に目標額へ到達できれば、何時間もプレーする必要はないし、ゲーム回数も少ないのでリスクも大きくない。その方が効率的で、金銭的にも精神的にも負担は遥かに少ない。その方法で試してみるのもいいだろう。
しかし、最も恐ろしいのは負けた時だ。大きな金額を賭けている分、1度負けたらもう取り戻すことは不可能だ。取り戻すことができないということは、もう一度最初からやり直すことになる。
たった数回のゲームでも必ず負ける時が来る。たった数回のゲームと言うことはそこまで複雑なテクニックは使わないはずだ。複雑なテクニックほど1ターンのゲーム回数は多くなる。ゲーム回数が多くなればそれだけリスクも高くなる。であれば、1ターンの回数もより少ないテクニックを選ぶことになるが、そうなると今度は賭け額が高くなる。
負けたときの損失額が、今まで稼いできた利益よりも多いとテクニックとして成り立たないのだ。
ゲームを最初からやり直すのは相当な気力と体力が必要だし、金銭的にもきつい。経験した人間でなければ分からないと思うが、念には念を入れて少なくとも確実に利益を増やしていくことをお勧めする。
もう一つの注意は、第3段階において、十分取り戻したにもかかわらず、さらに利益を増やそうとしてそのままのチップ単価でもう1ゲームだけプレーしてしまうことがある。これもやってはいけない。その1回だけが命取りになる。
これが命取りになるのは単に負けるかもしれないというリスクだけではない。
すでに損失額を取り戻したにもかかわらず、余計な1回をベットしたばかりに負けてしまうのは、当然納得できないという心理状態になる。これが危険なのだ。こうなるとプレーヤーは止まらない。今まで数回のゲームで取り戻してきた過信からゲーム回数を本来のルールより増やしてしまう。ゲーム回数を増やしても、本来の回数で負けたということはゲームの結果が偏っているということだ。そんなときに賭け続けるのは非常に危険だ。
得るものは求めていたものだけ。それ以上追いかけてはいけない。