カウンティングのやり方②
シンプルに応用できるカウンティング
カウンティング基本的なやり方は説明した。A、10をマイナス1と数え、2~6をプラス1と数える。つまりデッキの中の強いカードの数をカウントするのだ。
このカウンティングは応用ができる。他のテクニック同様カウンティングの基準を変えることでさまざまな場面で使うことができる。
シンプルなものでは9をマイナス1と数える、8をマイナス1と数える場合がある。こうすることで期待値をより大きく上げることができる。
マイナスになるカードが増えるということは、それだけ賭けられるタイミングが少なくなる。カウント数のマイナスが増えるということはデッキの中のカードが弱いカードばかりになるということだ。
しかし、マイナスになるカードを多くすることでよりプレーヤーに有利なデッキを作り上げることができる。プラスが増える頃には強いカードばかりになるからだ。これは8以上を強いカードとして扱った場合である。
逆にプラスになるカードに7や8を含める。そうするとプレーヤーに有利なゲーム回数の割合が大きくなる。つまり有利なゲーム回数が増えるのだ。プラスになるカードが増えれば設定したプラスに近づく回数が大きくなる。プラス5をベットタイミングにしたとしよう。通常カウントしないカードもプラスとカウントするわけなので、賭ける回数が増えるわけだ。
また、賭けるタイミングを調整することも可能だ。プラス5で賭けるという自分の中でのルールをプラス8にするだけで、期待値がより高いタイミングで賭けることができる。
ただし、賭けられる回数自体はすくなることを忘れてはいけない。
カウンティングの基本的な考え方はディーラーにバーストさせることにある。それを加味して応用しなければならない。
自分の資金や目標額、ベットリミットによってプラスいくつで賭けるか、どのカードをマイナスにするかを考えなければならないが、根本的な考え方はあくまでディーラーがバーストしやすい状況であること。その頻度からベストな設定を考える。
これがカウンティングである。
しかし、あまり難しく考えてはそればかりに注力してしまうことになる。そうなるとカウンティングをより深く研究しなければならない。これは予想以上に大変な労力である。
私の場合、カウンティングはあくまで補助。メインのテクニックはベッティングシステムである。難しく研究して時間を使うよりも、単純に10が出た回数を数えて賭ける、後はベッティングシステムを利用するくらいがちょうどいいだろう。
ブラックジャックはただでさえ期待値の高いゲームだ。テクニックもシンプルなもので十分だろう。