テクニック基本~モンテカルロ法2
モンテカルロ法が有利な点として、その数字の羅列の作り方がある。
負けた場合は1つの数字が追加される。しかし勝った場合は2つの数字が消される。
一般的に3分の1の確率で勝てる投資やギャンブルには有利とされ多くの場面で活用されている。
実際には3分の1と言う勝率が現れる場面は多くはない。しかし、ベットの仕方によってはかなり有利にゲームを進められる。
単純に考えてルーレットの赤と黒は50%。これで3分の1の確率は超えている。
カジノのゲームのほとんどが配当2倍。であればこのモンテカルロ法はどのゲームでも勝てるということだろうか。
このモンテカルロ法、注意しなければならないのはその勝ちやすさだ。
モンテカルロ法だけで相当長い時間勝つことが可能だ。それだけプレーヤーに有利で勝率の高いベッティングシステムだと言える。
しかし、その勝ちやすさがプレーヤーを甘やかす。
モンテカルロ法は一見鉄壁に見える。その勝ちやすさだけではない。連敗した時の強さだ。
モンテカルロ法は連敗した時にこそその強さを発揮する。負けたときに付け足すのは1つの数字、しかし、勝ったときに消すのは2つの数字だ。何度か連敗したときでもそれをたった数回の勝ちで取り戻すことができる。そして、取り戻すときの勝ちは連続していなくてもいいのだ。この取り戻す際のスピード感がプレーヤーに安心感をもたらしてくれる。
「これなら負けることはない」
そう確信させてくれる。
記事のあちこちで言っているが、どんなテクニックを使っても必ず負ける。いつかは必ず。
しかし、これだけ勝ち続けられると、「負けない」という確信がどんどん強くなる。そうなれば終わりは早い。これ以上かけると取り返しがつかなくなるとしても「負けるはずがない」と賭け続け、ついには資金が底をつくのだ。
モンテカルロ法に限らずこれを防ぐ方法はただ一つ。
ルールを決めること。
何回以上は賭けないや、いくらまでといった全体的なルールでもいいし、いくらで始めて何回目のいくらで負けたら諦めるなど事細かに決めてもいい。ベッティングシステムの計算はそれほど難しくはないので、ぜひやってみてほしい。
このルールを作り、そして例外なくこのルールを守ること。これは本当に難しい。負けたときは少なからず可能性を感じてしまうものだし、その可能性に賭けてみたくなるものだ。しかし、それはまやかしに過ぎない。
負けたときに資金が増えているか減っているか。それ以上を望んでも絶対に叶わない。