テクニック基本~グランマーチンゲール法
グランマーチンゲール法はマーチンゲール法よりもハイリスクで、マーチンゲール法よりもハイリターンなベッティングシステムだ。
賭け方はシンプルで、最初にベットする額を決めたら、勝つまで一定の法則に従って賭け続ける。この手法も一度の勝ちで今まで賭けた分を取り戻し、利益を生む。
配当が2倍以上のゲームに有効だ。
1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 6回目 | 7回目 | 8回目 | 9回目 | |
ベット額 | 1 | 3 | 7 | 15 | 31 | 63 | 127 | 255 | 511 |
支出 | -1 | -4 | -11 | -26 | -57 | -120 | -247 | -502 | -1013 |
配当金 | 2 | 6 | 14 | 30 | 62 | 126 | 254 | 510 | 1022 |
利益 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
※1=1USドル
※配当は2倍
最初に賭け、負けたら賭けた額の2倍に1回目に賭けた額を足してベットする。
利益は1回目のベット額プラス、回数ごとに1回目の金額が足されていく。回数を重ねるほど利益は高くなっていく。
マーチンゲールを紹介したときに、1度ですべての負けを取り戻し、さらに利益をもたらすベッティングシステムは多くはないと説明した。故にマーチンゲール法は覚えておいて損はない。
このグランマーチンゲール法も覚えておく分にはいいが、実際使うのはかなり勇気がいる。
マーチンゲール法と大きく異なる点は必要資金の莫大さ。利益に見合わない額をベットしなければならない。見合わないと言えばマーチンゲール法も同様だが、マーチンゲール法の損失は取り戻せる。
こういった大きな額でのベットを使用する際は、ベットリミットと自分の資金に注意しなければならない。それらを考えると6回ほどが限界だ。
マーチンゲール法で1USドルを1回目のベット額として計算した場合、6回ベットするのに必要なのは63USドル。上の図を見てわかるようにグランマーチンゲールで6回ベットするには2倍の金額が必要になる。ベットリミットはすぐに越えてしまう。
ベットリミットを越えるということはそれだけベットできる回数が減るということ。単位を1USドルでプレーし続けるなら別だが、普通は残高に応じて単位をあげる。2USドルにするとベット額も上の表の2倍になる。
そうなれば6回ベットできてたものが4回、3回とベットリミットによって減ってしまう。ベット回数が減れば、勝てるチャンスも少なくなる。より精度の高いベット方法が必要となる。
そんな方法が簡単に見つかるわけがない。たった3回やそこらで当てるのはカジノの世界では神業だ。
これでは長い時間勝つことが難しくなる。
マーチンゲール法は覚えておいて損はないがグランマーチンゲール法は覚えておいても使わないことをお勧めする。
ただし、どんな数字の変化が結果にどう影響するのか、わかりやすい例と言える。この変化のさせ方(次のベット額に1USドル足すだけで利益に1USドル足されていく)は自分でベッティングシステムを考えるのに大いに役に立つ。
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