テクニック基本~グッドマン法
グッドマン法は1235法とも呼ばれ、パーレー法同様連勝したときにその効果を発揮する。
2倍のゲームに有効だ。
方法はいたって単純で、勝ったときに最初に賭けた額の2倍を賭け、そこで勝てば3倍の額を賭ける。そこで勝てば次からは5倍の額を賭け続ける。負けたら最初の額に戻す。
パーレー法と大きく違うのは負けるまで賭け続けられるところだ。パーレー法のように途中である程度の利益を得られたところで中断する必要はない。負けるまで賭け続けてもある程度連勝していれば利益が得られる。
つまりパーレー法を勝ちやすく改良した方法だ。
最初に賭ける額を1USドルとしてシュミレーションすると次のようになる。
1回目 1 総支出 -1 総利益1
2回目 2 総支出 -1 総利益3 負けた場合 -1
3回目 3 総支出 0 総利益6 負けた場合 0
4回目 5 総支出 0 総利益11 負けた場合 +1
2連勝した時点で次に負けても損失はない。
3回連勝すればその時点で初めに賭けた額(1単位)は利益を確保できたことになる。
その後はいつ負けてもマイナスにはならないので、負けるまで賭け続けることができる。
パーレー法は自分で止めどころを選ばなければならないが、これなら器械的に賭けることができる。
ベットする場所は連勝しやすいところを選ばなくてはいけないが。
連敗しても損失は毎回1単位ずつで済む。
難点なのは利益が少ないところだ。2連勝した時点で負けることはないが、3回目に勝てるかどうかで利益が得られるかが決まる。
3回目に勝って利益を得られたとしても、1単位分だ。
長い目で見ればそれでもいいかもしれないが、1回単発で負ければ1単位分失い、1単位分利益を得るには3連勝しなければいけないことを考えると、パーレー法の方がリターンが大きいと言える。
リターンが大きい分負けられる回数が多くなる。
勝った時の利益が大きいパーレー法はやめるタイミングは難しいものの、失う額はグッドマン法と同じだ。止めどころを間違えれば利益にはならないが勝った時の見返りは大きい。
グッドマン法はリターンが少ない代わりにリスクも低いが、設けるのに有利な賭け方ではない。そう考えると、用途は限られる。
使用する際はリスクが小さいのでそれほど慎重になる必要はないが、メリットを明確にする必要がある。