スプリットの使い方~ブラックジャック必勝法
実は使い方が難しいスプリット
スプリットはダブルダウン同様、勝てる見込みのある時は大きな力を発揮する。
もちろんこれも伏せられているカードは10であるという前提だ。
スプリットとは自分に配られたカードが同じ数字(絵柄)である場合、そのカードを別々に分け、2つの勝負をすることができるルールだ。分けられたカードは1枚ずつになるのでさらに1枚配られる。ダブルダウンと違うのは、さらにヒットすることができるという点だ。
実は、ダブルダウンに比べスプリットは有利とされている。それは自分のゲームが2つのカードによって、行われるためである。単純な確率の話だが、2回のゲームを1回のゲームの中で行うのだ。勝率だけで見ると、勝つ確率は上がる。
しかし、忘れてはいけないのは賭け金も2倍になるということだ。勝率が上がっても利益を出すためには2つとも勝たなければいけない。
基本的に次のカードを10としたときに勝てる数字の場合、スプリットする。
例えば8と8、AとAなどである。スプリットした後でカードが配られる。そのカードを10と想定したときに、強い数字にならなければならない。
例えば5と5の場合、その時点で合計は10だ。ヒットしたカードを10と想定すると、そのままヒットすれば合計は20になる。
しかし、スプリットするとそれぞれの合計は15になる。これではスプリットするメリットがない。
10と10ではどうだろう。その時点で合計20になる。ここでスプリットすればヒットして10が出てくればどちらも合計は20になる。こればかりは個人の経験によるものだ。そのままで勝負する方がいいという人もいればスプリットするべきだという人もいる。
私の個人的な見解述べればそのままの数字で勝負できるのであればスプリットする必要はないだろう。
他の記事でも述べたが10が出る確率は約30%。ということは70%の確率で10が出ないということである。
また、自分のカードがスプリットすべきであったとしても、ディーラーのカードが強いカードであればそれも瞬時に判断しなければならない。
2つに分けたうちのどちらかが勝てれば賭け金はそのまま戻ってくる。スプリットせずにそのまま勝負して負ければ賭け金は持っていかれる。しかし、スプリットして2つとも負けてしまえば2倍の賭け金を失うことになる。
場面にもよるが使うべきかどうかを慎重に判断しなければいけない。