ディーラーの見えないカード~ブラックジャック必勝法
ディーラーのカードは10
ブラックジャックはプレーヤーに2枚のカードが表向きで配られ、ディーラーには表向きのカードが1枚と裏向きのカードが1枚配られる。
このディーラーの表向きのカードを見て次の自分の手を決める。
ここで、基本的な考え方として、ディーラーの裏向きのカードをどう数えるかが決まっている。
ディーラーの裏向きのカードは10としてカウントする。
トランプは1組が52枚である。ジョーカーは使われないので54枚ではない。
52枚のうち10とカウントするものは10、J、Q、Kである。これらは絵柄は違うもののブラックジャックでは同じ数字として数える。10として数えるカードは52枚の中に16枚。30.7%が10と数える計算になる。
さらに、9、8を含めるとさらに割合は高くなる。これらを含めなくても10回に3回は10が出てくる確率になるのだ。
つまり、ディーラーの裏向きのカードは10として考え、次の手を決めるのが基本的なプレーである。
ディーラーの表向きのカードが「7」だとすると、見えないカードの10を足すと17となる。17より強いカードで勝負する必要があると判断されるわけだ。
見えているカードが「3」ならディーラーの手は13と考える。
しかし、ここで単純な疑問が出てくる。10のカードは約30%。それではディーラーの裏向きのカードが10出ない確率はいくつだろう。
もちろん70%である。数字だけを見ると10でない可能性の方が高いのだ。ということは、裏向きのカードは10として数えるのは間違っているのではないだろうか。
この考え方は間違ってはいない。確かに“10ではない”可能性は遥かに高い。しかし、それは10ではないだけであって、何かを特定するのは非常に難しい。それにあまり意味がない。なぜかというと、10以外のカードは全て数字が違うからである。
10は4種類のカードが含まれる。トランプとしては13でもブラックジャックでは10と数える。しかし、それ以外のカードは数字をそのまま数えることになる。70%という数字はそれぞれの数字が出てくる可能性ではなく、10が出ない可能性なのである。
ブラックジャックにおいてそれぞれの数字が出る確率は7.7%。10%に満たないのである。一方が30%、もう一歩は約8%。さて、どちらが確率的に出やすいか。