オンラインカジノの逮捕例
日本では賭博は禁止されている。賭博罪は50万円以下の罰金、常習賭博罪は3年以下の懲役刑だ。
ちなみにパチンコは風営法で認められており公営ギャンブルは国が運営しているので許される。
そして、カジノはもちろん違法。立派な賭博行為に当たる。
それではオンラインカジノはどうなのか。私は以前記事を書いたが、実際の例を出し説明しよう。
2006年に京都でネットカフェの店員、客がオンラインカジノを使って実際に金銭をやり取りし、逮捕された。お金でチップを交換し、オンラインカジノのゲームでプレーし、結果に応じて報酬を払うというものだ。
これはお金を払ったのが日本国内の事業者であること、お金を払った相手も日本国内の事業者であるため違法と判断された。
日本のカジノが違法になる意味とは?
日本の警察やオンラインカジノを違法と解釈する法律家の、オンラインカジノの法的な位置付けはこうだ。
海外のサイトであっても、清算が日本国内で行われているのであれば違法。
ではオンラインカジノは該当するだろうか。日本国内で清算は行われていない。海外サイトのオンラインカジノサイトの事業者が海外口座であるネッテラー、もしくは同類の口座に振り込み、ATMからおろす場合海外口座から直接引き落とす。日本の口座に送金しても海外の口座を日本の口座へ移すだけだ。カジノとの清算は海外のサイトと海外の口座との間で行われる。
日本国内で清算をしているわけではないので違法とは言い切れないというわけだ。
ここではっきり断っておくが、私個人の見解を示しているわけではない。あくまで現状のオンラインカジノに対する法律や警察の解釈である。
ここ最近オンラインカジノでクレジットカードが利用できなくなっている理由もこれが原因だろう。クレジットカードで払ったとしても国内で清算されていると解釈できるかどうかは判例がないためあいまいだが、ある程度の危険や懸念点はあった。しかし、ネッテラーなら完全に海外清算である。これでは日本の法律も手は出せないのだ。
海外に行ったときに合法な薬物を購入してもその国中では捕まることはない。しかし、日本に持ち込んだ瞬間違法となる。これと同じ解釈である。
完全に安全というわけではない。もちろん自己責任で遊んでほしいが、今まで逮捕や裁判が行われた記録はない。今のところ自分自身で遊ぶ分には逮捕されるリスクはない。
専門家は、現在は野放しになっている、今後のために法律の整備が必要だと見解を示すものもいる。
これはあくまで自身で楽しむ場合のみである。日本国内で金銭を賭けてオンラインカジノをプレーしたり、プレーさせるような行為は違法である。誤解しないでいただきたい。