ダランベール法は主に2倍の賞金がもらえるゲームと相性がいいとされている。

ルールは簡単で、最初に賭ける額を1単位とすると、負けたらそこから1単位減らし、勝てば1単位増やす。

ダランベール法はリスクを減らすための戦略と言える。負け続けたときの支出が少ないのが特徴だ。

リスクが少ないということはそれだけ儲けも少ないのが一般的だ。

私はこの方法を試したことはない。オンラインカジノで重要なのは自分がはっきりと勝てるイメージを想像できるテクニックだ。

そのイメージには根拠がなければならない。

この方法はあくまでリスク回避のための方法であり、稼ぐための方法としてはいまいちだ。

あらゆるオンラインカジノサイトでこの方法を実際のゲームとして置き換えているが、そのほとんどは負けと勝ちのどちらかが連続して続いた後にもう一方の結果が連続して続くパターンを描いている。

もちろんそういった状況はないわけではないが、カジノゲームの結果の連続の仕方にはパターンがあり、そのパターンを見極めてタイミング良くかけることは神業に等しい。

あるパターンのみで勝てるテクニックは意味がない。カジノで使うテクニックは複数のパターンに強くなければならない。

1単位を結果によって増やしたり減らしたりするダランベール法は戦略を立てにくいテクニックと言える。

パターンの想定とそれに応じたテクニックを探すのはとても膨大な作業だ。それにプレーする際も、そのパターンを見極め、数秒で判断しベットしなければいけないことを考えると現実的ではない。

少なくとも大負けはしないだろうが継続して利益を得るには向いていないだろう。

使うとすればゲームに慣れたり、ルールを知ったり、初めてプレーする時に便利だろう。大きな負けもなく、ゲームに参加することができるし、データ収集などもできる。

そんなに難しいテクニックではないのでやり方を知っておくくらいはいいだろう。余裕があるならどれほどのものか一度試してみるのも面白いかもしれない。